• Toshiyuki Tanaka

番外編 乗用カート用 あとのせリチウムバッテリー。これすごいです。。【載せ替え作業編】

最終更新: 6月26日

先日からMOVE用リチウムバッテリーのお話はご紹介させて頂いておりますが、同じLFPバッテリー(リン酸鉄リチウムイオンバッテリー)の48Vタイプ(主に2人乗り乗用カート用)のご紹介です。

MOVE用のバッテリーは36Vと特殊なためオリジナルで作ってもらったのですが、メーカーを訪問した際に横においてあったのがこのバッテリー。欧米向きではすでにかなり販売しているらしいのですが日本はまだとのことで「やってみる?」的な軽いノリで取り扱うことになったのですが、、これが予想以上にすごいことになってます。

今回テストにご協力いただいたのはフェニックスカントリークラブさんの姉妹コース、トム・ワトソンゴルフコースさん。2人乗り乗用カート乗り入れセルフを基本にされているコースで現在約100台のカートをお使いになられているとのことです。

現在は、純正仕様のディープサイクルバッテリー、8Vを6本搭載し、基本的には1ラウンド毎に、まれに1.5ラウンドで充電(約8時間程度)充電される形でお使いになられているとのこと。このあたりは他のコースさんとほぼ同じかと思います。


まずは積替え

まずは現在搭載されている鉛バッテリーとLFPバッテリーを載せ替えます。


弊社スタッフH。すでに他社製も含めて何台か交換してきているのでなれた手付きで交換していきます。今回はナビの電源も取られているので配線も十分に確認しながら外していきます。作業自体は難しくないのですが・・なにせ、重い。鉛のディープサイクルバッテリーは激しい充放電に耐えられるように頑丈な鉛の電極が使用されるためこの重さは仕方がないのですが。。作業はきついです。

この段階で交換作業者が100%目にするのがこれ。バッテリー内の希硫酸とターミナルに使用されている銅が科学反応を起こしておこる錆のようなものになりますが、ひどくなるとカート内の金属部分をどんどん侵食していきます。

写真上はバッテリーを固定するステー。折れる寸前です。

2本あるうちの1本は完全に折れていました。5〜6年でこんな感じ。

ターミナル部分にも付きます。これはかなり綺麗な方ですが・・跡から見ると以前に処理しているのかなとも思われます。

どういう仕組でここにつくのかはわかりませんが、ここにもかなりついてます。白い塊がそれ。


これに関してはカート管理者にとっては当たり前の話でほぼ諦めるしかない話。実際に接触不良等が発生するまでは放置されているのが現状だと思います。

原因に関しては、バッテリーやカートの性能というよりは、バッテリー液の補充で液を入れすぎなどがほとんどだと思われますが、例えばこのコースであれば100台のカートのバッテリー液を常に正確に管理するという方が無理な話。。鉛ディープサイクルバッテリーの大きな欠点という部分だと思います。

バッテリーをすべて取り除き、少し清掃した状態。正式な載せ替えの場合はエアでしっかり綺麗に飛ばすのですが今回はとりあえずこれでごめんなさいします。

カートの底面はアングルが走っていたり凹凸がありますが、主要メーカーに関しては取り付け用のブラケットも完成しぴったり収まるようになっています。本来はビスで固定するのですが今回はテストということでベルトで固定。 テスト対象のCLUB CAR プレシデントの場合、どちらかに寄せて乗せる形になるため少しバランスは崩れるのですが、とは言うもののバッテリー本体が43キロしかないので特に問題なし。これで載せ替え作業完了です。


ちなみに、今回テストさせていただいたCLUB CAR プレシデント以外にもう少し古い型もお持ちなのですがこちらは少し内部の形状が違うのでこんなタイプ。になります。(写真下)

17年もご使用されているとのこと。なんとこの時代のカートもリチウム化が可能です。大幅な軽量化で各部分へのストレスが減るのでまだまだ現役で行けそうです。



充電は?


よくご存じの方なら疑問に感じられると思います。各メーカー共いい加減なことをすると危険でもある充電に関してはカート本体サイドに載せているコントロールボックスが絡むようになっています。要はそれに対応した充電器以外は充電を受け付けない仕組みになっているのですが、結論から言うとこのバッテリーは問題なく充電することが可能です。

リチウムバッテリーは鉛と比較にならないほど細かく管理する必要があるためバッテリー本体にBMSと呼ばれるマネージメントシステムが内蔵されています。

充電時のコントロールはすべてBMSと専用充電器が行うことでどのメーカーのカートにも搭載することが可能になっています。


その差 131キロ!


今回載せ替えた鉛ディープサイクルバッテリーの重量は1個29キロ。これが6個で174キロがバッテリー重量になります。先にも書きましたが載せ替えたLFPバッテリーの重量は43キロ。この時点でなんと131キロの軽量化となります。

これまでMOVEで散々重量に悩まされてきた経験から言ってこの重量差の結果はとんでもなく大きいと思います。

芝はもちろん、モーター、ブレーキ、足回り 全てに対する不可が全然変わってくるので結果的に消費電力も全く違うはず。

これで、毎日充電したとしても3500回以上約10年使えてしまうとなると、、鉛バッテリーのメーカーさんには申し訳ないんですけど、絶望的なほどの差じゃないかなと思います。


これで全て準備完了。明日から実際の業務で使用していただいてテスト開始です。


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